※この記事は、第10弾環境において執筆したものです。
DQライバルズの闘技場攻略、第9回です。今回は、ピサロをリーダーに選択した場合の攻略記事になります。
目次
環境使用率
私が実際に第10弾環境の闘技場を回して調査した結果、ピサロの使用率は26.2%で、全リーダー中1位の使用率でした。
自分が5勝以上しているとき(=相手もそれに匹敵する勝ち数を挙げているとき)に限定すると、ピサロの使用率は28.3%で、こちらは全リーダー中2位でした。
現環境の闘技場では、ピサロはかなり使用率の高いリーダーとなっています。
ピサロの強み・弱み
ピサロの強み
ピサロの強みは、スタッツが良く単体で完結した性能のユニットが多いという点です。テンポよくユニットを出していくだけで、ユニットの性能差で相手に差をつけていくこともできます。ユニット展開の仕方も、単体で高スタッツなものから多面展開まで揃っているため、対戦相手としても対処がしにくいところです。盤面を維持する力が強いことから、闘技場で強さを発揮しやすいリーダーだと言えます。
ピサロの弱み
あまり弱点らしい弱点が見当たらないピサロですが、強いて言えば相手の盤面に直接干渉する力がやや弱いというのが弱点になると思います。デバフ系のカードはいくつも持っているので、全く干渉できない訳ではありませんが、コストが高かったり対象を選べなかったりと小回りが利きにくいのが難点です。このため、序盤から大量のユニットで攻め込まれると苦しい展開になりがちです。
デッキ構築方針
ピサロの専用ユニットは単体で強いものが多いので、他のカードとのシナジーは二の次にして強いユニットをどんどんピックしましょう。ピサロは大型のユニットに特に強力なものが多いため、コントロール寄りのミッドレンジ型に構築するのがおすすめです。
単品で使っても強いピサロのユニットですが、シナジーを形成できれば更に強く使えます。中でも、ゾンビ系のシナジーを活用するのは有力な戦法です。シナジーの内容としては、デビルウィザードのパワフルバッジやアスラ王でのサーチといったもので、ゾンビ系ユニットの元々のスタッツの高さと相まって強力です。
また、ピサロナイトのシナジーを活かす戦法もあります。塔でピサロナイトのスタッツを上げたり、オーガソルジャーでさくせんを出すというものです。ピサロナイトはテンションスキルで出せるので、これらのカードが腐ることは滅多にありません。
ピックしたいカード
ゾンビ系シナジーカード
上述した通り、ピサロのゾンビ系ユニットは強力なので、是非ともピックしましょう。更にゾンビ系シナジーを形成できれば尚良いです。
ゾンビ系シナジーカードとしては以下のようなものがあります。
- デビルウィザード
- 暗黒皇帝ガナサダイ
- 悪鬼丸
- アスラ王
デビルウィザードのパワフルバッジは、攻撃力を上昇させてトレード性能とライフプッシュ力をアップさせることができます。暗黒皇帝ガナサダイのパワフルバッジもフィニッシャー級の強さを持っています。これらのカードをピックできたら、ゾンビ系ユニットを大量に集めたいところです。
悪鬼丸は、デビルウィザードや暗黒皇帝ガナサダイを引けているならピックして損のないカードです。ピサロナイトシナジーを使いにくくなるのが裏目になるので、デッキの方向性をよく考えた上でピックしたいカードです。
アスラ王はデッキからゾンビ系ユニットをサーチしてコストを5下げる効果があります。アスラ王を複数枚ピックできていると、アスラ王からアスラ王を次々とサーチして、終盤に圧倒的な盤面を作り出すことが可能になります。
その他のゾンビ系ユニットとしては、以下が有力です。
- デッドエンペラー
- ファントムシャドウ
いずれも、死亡時効果でゾンビ系のユニットを出せるため、1枚で2回パワフルバッジの恩恵を受けられます。盤面重視という闘技場のコンセプトと合致しており、パワフルバッジがなかったとしても強力なカードです。レアリティが低めで、ゾンビの扉に入れば容易に集められるのも長所です。
ピサロナイトシナジーカード
ピサロナイト強化による戦法も有力です。間接的にテンションスキルの強化につながるため、テンションアップの価値が高まり、手札を消費する代わりにテンションアップをしてもムーブが弱くなりにくくなります。
ピサロナイトシナジーカードの中でおすすめは以下の通りです。
- オーガソルジャー
- 塔
- じごくのざりがに
オーガソルジャーは盤面のピサロナイト全てにさくせんを出せるカードです。できれば2体以上いるときに使いたいですが、1体でもいれば3コストのカードとして十分元はとれます。ピサロナイトのスタッツを上げてもいいですし、死亡時ドローの効果を付与するのも強いです。
塔はピサロナイト2体を出しつつスタッツを+1/1する効果を持った建物です。HP2と3では相手からの処理されやすさが段違いですので、盤面優位を築くことにつながります。なお、キッシムでサーチすれば5コストで使うことができます。5ターン目と6ターン目では相手に与えるプレッシャーが相当違うので、できれば一緒にピックしたいカードです。
じごくのざりがには、ピサロナイトを出す度にリーダーのHPを2回復できる能力を持ったユニットです。ピサロは序盤からアグロ的に攻め込まれると苦しいという弱点がありますが、それをフォローしてくれる能力です。3/6というスタッツも優秀です。
ピサロナイトシナジーを活用するためには、ピサロナイトを出せるカードを多数用意しておきたいです。具体的には以下のカード群が該当します。
- プチさまようよろい
- ピサロのてさき
- じごくのよろい
- 魔王の鼓舞
- 魔剣一閃
プチさまようよろいは、1コストの標準スタッツを持ちながらリソースを補充することができます。大型ユニットを多めにピックしたいピサロにおいては手薄になりがちな低コストユニットを手札に加えられる点が優秀です。
ピサロのてさき、じごくのよろいは死亡時にピサロナイトを出せるため、場持ちが良く、相手から一方的に除去されるような展開を避けることにつながります。
魔剣一閃は、必殺技なので取り回しがやや難しいですが、3点除去しつつピサロナイト2体を出せるという強力な特技です。先攻4ターン目で使うのが最も強い使い方です。
毒を与えるカード
除去カードが少ないピサロにとっては、毒を与えるカードは貴重な除去手段として使っていけます。また、敵リーダーを毒にする効果は対戦相手にタイムリミットを押し付ける作用があり、決定力不足になりやすい闘技場の試合においては強いです。
毒を与えるカードは以下の通りです。
- どくあおむし
- 嘆きの霧
- 猛毒の霧
- 怪蟲アラグネ
- 魔元帥ゼルドラド
どくあおむしは指定のユニット1体に毒を与える使いやすいカードです。HP1のユニットに使ってもよし、システムユニットに使って盤面に居座られるのを防いでもよしと、大変使い勝手がよいです。
嘆きの霧は敵全体に毒を与えつつ毒ダメージを+1するという必殺技です。必殺技という使いにくさはあるものの2点AOEとして使えるので、悪くないカードですが、ピサロナイトシナジーを活かした戦法とは噛み合わせが悪いのが難点です。猛毒の霧も同様に貴重なAOEとして機能する特技ですが、自分のユニットも巻き添えになる上に3コストという重さが気になります。いずれも、1枚なら保険として持っておいてもいいかなという程度のカードです。
怪蟲アラグネと魔元帥ゼルドラドは敵リーダーに毒を与えられるカードです。上述した通り闘技場では特に強力な効果なので、ピックして損はありません。
また、卑劣などくやずきんは召喚時に毒状態の敵に3ダメージ、そうでなくても1ダメージを与える効果を持ったユニットです。除去と展開を同時にこなせる強力なカードなので、是非ピックしましょう。毒との相乗効果を発揮できなくても強いです。後攻の場合において、ピサロナイトとの相打ちを狙って相手が1ターン目に2/1のユニットを出してくるケースがよくありますが、このとき自分の1ターン目はテンションスキルを我慢しておいて、2ターン目に卑劣などくやずきんで敵の2/1を処理しつつピサロナイトを出すという動きをすることで、綺麗に盤面を返すことができます。
その他のおすすめカード
ストーンビーストは、3コストで3/5におうだちという破格のスタッツのユニットです。ランクマッチではシーゴーレムと比較されるカードですが、シーゴーレムと違って味方ヒーローがいなくてもよいため、闘技場ではこちらの方が優秀です。
終焉の波動は、敵味方全体にデバフをかける効果で、スキルブースト数にもよりますが概ね盤面をリセットできると思ってよい特技です。相手にリソースを吐かせた後に使用し、リソース差で逆転を狙うのに使いたいカードです。
魔力の継承は、横一列のユニットに死亡時ドロー効果を付与する特技です。うまく使えば2コスト2ドローというパフォーマンスですので、意外と悪くありません。1枚持っていても損のないカードです。
かまいたちは、敵味方両方の前列にいる全てのユニットに1ダメージを与える効果を持ったユニットです。ピサロの場合、相手は後列への攻撃手段を警戒して前列にユニットを配置してくることが多いため、刺さりやすいカードです。
入るべき扉
全リーダー共通の基本的な考え方については第2回の記事をご参照ください。
ピサロにとって特に優先度が高いのはゾンビの扉です。かつて闘技場で猛威を振るったがいこつやボーンプリズナー、妖剣士オーレンといったカードはグランプリ落ちしてしまいましたが、依然強力な扉であることには変わりありません。狙い目はレアリティがノーマルのデッドエンペラーや、レアのファントムシャドウ、ソードイドといった辺りになります。
意外に思えるかもしれませんが、MP1の扉も悪くありません。プチさまようよろい、どくあおむし、零の洗礼といった、レアリティがノーマルの割に強いカードが狙い目です。
立ち回り
マリガン
1~2コストのユニットは必ずキープします。1~2コストのユニットを確保できているなら、デッドエンペラーもキープしておいて良いです。先攻なら魔剣一閃もキープしましょう。
序盤~中盤
テンションスキルでユニットを出せる強みを活かして戦いを進めていきます。特に後攻1ターン目にピサロナイトを出せるので、後攻を引いた場合でも盤面不利になりにくいのがピサロを使う利点です。
ピサロは高コストのカードが強く、フィニッシャー級のカードをピックできていることも多いと思います。フィニッシャーを出すまでリーダーのHPを維持できるよう、におうだちやウォールをうまく使って守備的に戦っていきましょう。もちろん、ピサロのユニット展開力をもってすれば中盤から盤面を制圧することも十分可能ですから、そういう展開になった場合は相手リーダーにどんどんダメージを与えていきます。
終盤
フィニッシャー級の大型ユニットを出して試合を決めにいきます。終盤になると盤面を取る力ではピサロに勝るものはないので、相手はこちらのリーダーを集中的に攻撃してくるようになります。それを耐えられるよう、ピサロのHPはあまり減らさないよう気をつけて戦うのが肝要です。
10勝デッキ例
第10弾環境で私が実際に10勝したときのデッキを紹介します。
魔元帥ゼルドラドが絶対的フィニッシャーとして君臨したデッキです。そこに至るまでの過程においては、3枚の卑劣などくやずきんと4枚のブラッドレディが大活躍してくれました。りゅうきへいやドラゴンヘビーといった中盤を支えるユニットが充実しているのもポイントです。本当はデッドエンペラーの方がいいのですが、今回のデッキならこれらでも十分でした。ヒーローなしのデッキの割に極めて安定感のある試合運びをすることができた印象です。
まとめ
今回は闘技場のピサロについてデッキ構築のポイントを説明しました。
ピサロは元来、MPブーストして高コストのカードを早い段階で出すことをコンセプトとしたリーダーです。MPブースト自体はテンポロスが大きく闘技場ではあまり勧められないのですが、出すだけで強い高コストのカードが多いというのは大きな長所です。闘技場に適したリーダーで、環境使用率の高さも納得といったところです。
難しいことを考えなくてもシンプルに強いので、手軽に闘技場で勝ち星を稼ぎたいのならおすすめのリーダーだと言えます。カード単体での強さで勝負するという闘技場の基本を学ぶのにも適したリーダーなので、闘技場攻略をこれから始めるというビギナーの方に特におすすめです。私自身も初めて闘技場で10勝したのはピサロでした。是非、ピサロの魅力を闘技場で感じてみてください。
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