※この記事は、第10弾環境において執筆したものです。
DQライバルズの闘技場攻略、第4回です。今回は、ゼシカをリーダーに選択した場合の攻略記事になります。
目次
環境使用率
私が実際に第10弾環境の闘技場を回して調査した結果、ゼシカの使用率は5.6%で、全リーダー中6位(下から3番目)の使用率でした。
自分が5勝以上しているとき(=相手もそれに匹敵する勝ち数を挙げているとき)に限定すると、ゼシカの使用率は4.3%で、こちらは全リーダー中7位(下から2番目)でした。
現環境の闘技場では、ゼシカは使用率の低いリーダーだと言えます。
ゼシカの強み・弱み
ゼシカの強み
ゼシカの強みは、テンションスキルの紅蓮の火球や、各種の特技カードによって手札から直接ダメージを出せる点にあると言えます。盤面外からのダメージ源を活用することで、序盤の主導権を握るのが比較的容易です。
ゼシカの弱み
ドローソースに乏しい点が弱点です。終盤になると手札が細りがちで、特技カード主体で戦うためには少々心もとないところです。特技カードを主体としたデッキを組むと盤面はどうしても弱くなってしまい、その盤面の弱さを補うほどの破壊力を出すことは、ドローソースが少ない状況では難しいです。
デッキ構築方針
盤面で戦うという闘技場の基本に従って、ユニット主体で戦えるような構築にするべきです。その上で、ゼシカの強みであるダメージ系の特技カードを効果的に組み込んでいきます。
ゼシカ固有のユニットは少々癖のあるものが多いのですが、その中においてスライム系のユニットは使いやすくて盤面構築に役立ってくれるため、おすすめです。パワフルバッジと組み合わせるなどしてスライムシナジーを発揮させて、より強く使っていきたいところです。
スライム系以外についても、ユニットはHPが高めで盤面に残りやすいものを選びましょう。攻撃力不足は、ダメージ系の特技を使えば補うことができます。
特技カードは、敵リーダーへの攻撃というよりも盤面除去に使っていけるものを選ぶのが良いです。ただし、盤面除去のために手札の特技カードを何枚も使っているようだと、ゼシカの弱みであるドローソース不足が露呈して終盤に息切れしてしまいます。範囲攻撃ができるカード、あるいは攻撃しつつユニットを展開できるカードといった、単なる敵1体への攻撃以上の価値を持った特技カードを優先してピックしましょう。
ピックしたいカード
ダメージ系特技カード
ゼシカの強みであるダメージ系特技カードは何枚か欲しいところです。上述した通り、単体攻撃よりも範囲攻撃、あるいはダメージを与えつつユニット展開ができる特技カードを優先的にピックしましょう。
おすすめの特技カードは以下の通りです。
- イオナズン
- マヒャデドス
- 双竜打ち
- スラ・ストライク
- 地這い大蛇
イオナズンとマヒャデドスは、高コストながら全体攻撃ができ、闘技場では強いカードです。終盤になると攻め手が不足して失速しがちなゼシカですが、相手に盤面を制圧され始める7~8ターン目頃にちょうどよく使えます。相手に手札を使わせたところにこれらの全体攻撃を叩き込み、リソース面で逆転を狙いたいです。デッキに入れる枚数は1枚か多くても2枚で十分です。
双竜打ちも2体に攻撃できる優秀な特技です。闘技場では有利トレード後のユニットがHP1で残るというケースが多々発生するので、刺さる場面を見極めて使いたいカードです。
スラ・ストライクと地這い大蛇は、ダメージを与えつつユニットを出せる特技です。除去と展開を1枚でこなせるため、手札が細くなりがちなゼシカにとって大変重宝します。デッキに何枚あっても困らないカードです。
あえて上には挙げませんでしたが、メラ系の特技も強力なカードなのは間違いありません。しかし、メラ系特技は相手のリーダーに撃つのが強いカードであって、盤面処理に使うのは得策ではありません。メラ系を相手のリーダーに撃てる状況というのは数ターン先にリーサルが見えている状態であり、闘技場でそのような状態に持っていくには盤面を取ることが大事です。盤面を取るために役立つ特技が上で挙げたカードで、まずはこういったカードをピックするのが先だということです。その上であれば、サブウエポンとしてメラ系特技を数枚ピックしておくのは十分価値があります。
特技ダメージアップ系カード
ダメージ系の特技を一層強く使うために、特技ダメージをアップするカードがあると、デッキとしてのパワーが高まり、飛躍的に強くなる可能性があります。
特技ダメージをアップする効果のあるカードの中で、使いやすいものは以下の通りです。
- げんじゅつし
- スライムスノー
- まどうスライム
げんじゅつしはシンプルに特技ダメージ+1の効果を持ったユニットで、スタッツも3/3とまずまずなので、闘技場では十分活躍が見込めます。
スライムスノーは特技ダメージ+1に加えて1枚ドローでき、ゼシカの強みを伸ばしつつ弱みを補完してくれるなかなか便利なユニットです。ただし、メラ系のカードをピックしている場合は効果が発動しないので要注意です。
まどうスライムは特技ダメージ+1に加えて、特技を使う度にランダムなスライム系のユニットを得ることができる効果を持っていて、こちらもゼシカの弱みを補完してくれます。
この他、ヒーローカードをピックできている場合に限られますが、メイジポンポコとアークマージも特技ダメージをアップできる強力なカードです。
スライム系シナジーカード
ゼシカのスライム系ユニットの特徴は、スライムを多面展開することに長けているという点です。闘技場ではAOEの手段が少ないので、多面展開は盤面を取る上で大変役に立ちます。多面展開したスライムをパワフルバッジなどで強化して戦うことが、闘技場ゼシカの黄金パターンと言っても良いでしょう。
盤面を取るために役立つのは以下のカードです。
- ぶちスライム
- レモンキング
- つむりんママ
- てつのさそり
- 闇の司祭
ぶちスライムとレモンキングは、BETによってスライムを展開できるユニットです。出てきたスライムでウォールを張ったり、隠したいユニットをブロックしたりというように、配置を工夫して戦っていきましょう。
つむりんママ、てつのさそり、闇の司祭はスライム系ユニットを強化できる能力を持っており、スライムの強さを2倍にも3倍にも引き上げてくれるポテンシャルがあります。スタッツ上昇のつむりんママ、てつのさそりは分かりやすい強さですし、特技無効を付与する闇の司祭も、闘技場に多いカミュに対して非常に刺さるため、欲しいカードです。
その他のスライム系ユニットにも優秀なものが多いです。例えば、以下のようなユニットです。
- スライムツリー
- スライムタール
- ベホイミスライム
スライムツリーは敵1体にダメージを2倍受けるというマイナス効果を付与する能力です。スライムタールは紅蓮の火球を5点にアップさせることができます。どちらも低コストながら大型ユニットを処理するのに役立ちます。
ベホイミスライムは2/3スタッツが優秀です。GETしたコインはぶちスライムやレモンキングのために温存しておくのが強い使い方です。
テンション上昇系カード
テンションスキルの紅蓮の火球はゼシカの強力な武器です。他のリーダーよりもテンションアップの価値は高いと言えますので、おうえんなどのテンション上昇系効果を持ったカードは優先してピックしましょう。
おすすめは以下のカードです。
- 飛翔のガーゴイル
- ポンポコだぬき
- 慈愛のキラーパンサー
飛翔のガーゴイル、ポンポコだぬきは、テンションアップできる上にスタッツも悪くなく、強力なユニットです。慈愛のキラーパンサーは、ベビーパンサーを手札に加える能力が、ドローソースが不足しがちなゼシカにとってはありがたいです。
また、ヒーローカードになりますがビルドは超強力です。テンションアップとドローのできる超スーパーカーはゼシカに欲しいものを全て持っていると言っても過言ではなく、これ1枚で10勝デッキにかなり近づくことができますので、見かけたら絶対にピックしましょう。
その他のおすすめカード
エビルマージは、紅蓮の火球のダメージを上昇させるという力強い能力を持っており、HPが高い点も評価できます。テンションアップ系のカードを何枚か引けているなら採用したいカードです。
あくまのすは、特技を使う度にHPが1ずつ上昇する能力です。ぶちスライムなどにコインをBETするときにも反応するため、意外なほどHPが増えることもあり、有利トレードを仕掛けるのに役立ちます。普通に出すだけでも2/3ですので、2ターン目に出すのに最適なユニットです。
入るべき扉
全リーダー共通の基本的な考え方については第2回の記事をご参照ください。
ゼシカが最優先で入りたいのはスライムの扉です。上で挙げたぶちスライムやスライムタールのように、低レアリティのカードにも優秀なものが揃っていて、外れを引かされる可能性が低いです。
MP3の扉も悪くありません。ぶちスライム、てつのさそり、双竜打ちといったカードを狙うことができます。ただ、3コストのカードを厚くしすぎるのは事故の恐れがあるので、多くても10枚が限度かと思います。
反対に、武器と特技の扉はかなりリスキーな扉です。ダメージ系の特技カードを探しに入りたくなる扉ではありますが、箸にも棒にもかからないような特技カードばかり出てくることも少なくありません。ランクマッチでプチマージから引いたカードにがっかりすることの多さを考えれば、イメージしやすいと思います。
立ち回り
マリガン
1~2コストのユニットは必ずキープします。また、スライム主体のデッキが組めた場合はキーカードとなるてつのさそりやつむりんママをキープします。除去と展開を同時にこなせるスラ・ストライクや地這い大蛇もキープして良いでしょう。
序盤~中盤
テンションスキルを効果的に使い、優勢な盤面を構築していきます。盤面の優位を保っている間に、可能な限り敵リーダーのHPを削っていきます。
終盤
終盤になるとどうしても盤面で押されがちになりますが、イオナズンなどの範囲攻撃を使ってうまく返していきます。紅蓮の火球を相手リーダーに撃って最後のひと押しをすることも可能なので、少しでも長く戦い続けられるように立ち振る舞うことが重要です。
10勝デッキ例
第10弾環境で、私が実際に10勝したときのデッキです。
スライム系を思うように引けなかった代わりに天空の花嫁ビアンカを引くことができました。そして2枚のシーゴーレムとラリホービートルが頼もしい。ヒーローカードを引けていると闘技場の景色が変わってくるという好例です。
序盤の盤面の取り合いには困らない構成になったことを活かし、メラ系のカードにまほう研究所もピックして、相手リーダーへ直接攻撃する手段を増やし、終盤に勝ち切る力を高めることにしました。ヒーローカードがあれば、このようにランクマッチさながらのゼシカの強さを活かしたデッキを作ることも可能です。
まとめ
今回は闘技場のゼシカについて、デッキ構築のポイントと立ち回りについて見ていきました。
ゼシカはランクマッチだと常にTier1に入っているリーダーというイメージですが、その反動で、ここ最近のカードパックで追加されている新規カードの中には明らかに使い道のない弱いカードが増えています。それらがノイズとなり、闘技場のゼシカは強いデッキを作ることがやや難しくなってしまっています。
従って、ノイズの少ない扉を選択していくことがデッキ構築においては重要です。その中でもおすすめなスライムの扉を活用すれば、強いデッキができる可能性が高まります。また、ヒーローカードを引ければリソース不足も解消でき、手札からダメージを出せるというゼシカの強さを大いに発揮できるようになります。
ゼシカはテンションスキルのおかげで序盤に強いので、手札事故で負けるということが起こりにくいリーダーです。そのため、強いデッキが作れた際はかなり安定して勝ち星を稼ぐことができます。ぜひ、ゼシカで強いデッキを作って闘技場で10勝を目指していただきたいと思います。
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