こんにちは、けい坊です。
HD-2D版ドラゴンクエスト3の試遊会イベントが米国で開催され、内容が徐々に明らかになってきました。新要素も様々追加されているようで、どのようなゲームに生まれ変わるのか今から楽しみです。
古参のドラクエファンの中には、新要素の追加によって伝統あるDQ3のゲーム性が崩壊するのではという懸念を持つ人もいるかもしれません。しかし、DQ3はSFCへのリメイクの際にも新要素が多数追加されています。新職業の盗賊や性格システム、すごろく場などがそれで、ボス敵の能力値などのゲームバランスの調整もされました。それらは決してゲーム性の崩壊を招くことなく、DQ3を正統に進化させたものだったと思います。今回のリメイクでも、時代に合わせたDQ3の正統な進化に期待したいです。
試遊会のプレイ映像をチェックして判明した新要素の中から、特に注目したい点についてピックアップします。
ミニマップ
画面上に常時ミニマップが表示されるようになります。また、マップを拡大すれば今いるフロアの全景を確認することもできるようになっているようです。
ダンジョン内でも使えるのがこれのすごいところです。例えば、いざないの洞窟の最終フロアでは道が3本に分岐しており、正解のルート以外は行き止まりという構造になっているため、初見プレイでは選んだ道の当たり外れで一喜一憂することになります。しかし今回のリメイクでは、マップを見れば正解ルートがわかってしまうため、実質的に外れルートに嵌ることはなくなります。
冒険の目的の表示
冒険の目的を画面から確認できるようになります。例えばレーベ到着後であれば「盗賊の鍵を入手しよう」といった具合です。最近のゲームによくあるユーザに優しい手引きで、自分で探索する楽しみが損なわれるというデメリットもありますが、これも時代に合わせた調整だと言えるでしょう。
気になるのは、冒険の目的が更新されるタイミングです。例えば「盗賊の鍵の入手」の場合、レーベに住む魔法使いの爺さんの家の扉に鍵がかかっていることが契機となって冒険の目的になるわけですが、扉を調べることは必須ではないですし、盗賊の鍵のありかを教えてくれる人に話しかけることも不要です。もともとDQ3には物語を進めるための必須フラグのようなものが少ないので、目的が更新されるタイミングが意外に少ないように思えます。
冒険の目的の表示はあくまでサポート機能なので、それが更新されずともどんどん先に進めるようになっていれば特に問題はありません。変にフラグを増やすようなことは避けてほしいところです。
フィールドにアイテムが落ちている
DQ10や11のように、フィールド上のキラキラを調べるとアイテムが拾えるようです。DQ10や11のキラキラは主に錬金素材を得るためのスポットでしたが、DQ3では錬金システムはありません。まさか錬金システムが追加されるということはないと思うので、普通に消費アイテムの補充ができるスポットという位置づけになるのでしょう。
プレイ映像ではスタミナの種を拾っている場面もありました。もし時間経過で復活するとしたらとんでもないバランスブレイカーになってしまうので、宝箱等と同じくアイテムを拾えるのは1回限りという可能性もありそうです。
特技の追加
戦士や武闘家といった物理系の職業が特技を使用できるようになります。元々は通常攻撃するしか能がなかった彼らが特技を得ることによって、戦略の幅は大いに広がりそうです。
プレイ映像から確認できたところでは、戦士が疾風突きやかばうといった特技を覚えていました。レベルを上げればもっと強力な特技も習得するでしょうから、これはかなりの戦力アップです。魔法系の職業が相対的に弱体化してしまう恐れもありますが、そこはうまく調整してくれるでしょう。ゲームバランスという点では、FCからSFCへのリメイクの際にも大きな変更がありましたが、それ以上に大きな変更が今回のリメイクで入るかもしれません。
新職業の追加？
これはプレイ映像から確認できたことではありませんが、特典セットの画像に新職業とおぼしきキャラクターが入り込んでいるようです。そのキャラのビジュアルから、新職業は魔物使いではないかと予想されています。
仮に魔物使いだとすれば、仲間モンスターシステムが導入される可能性もあります。DQ3はキャラメイキングによって仲間を増やすシステムなので、仲間モンスターシステムは役割が重なってしまいますが、必ずしも共存できないということはないと思います。勇者以外の仲間は基本的にストーリーには関与しないので、それが仲間モンスターに置き換わったとしても支障はありません。
もしモンスターを仲間にできたらと考えると無限に妄想が広がりますが、まだ憶測の段階でしかないので、今後の公式発表を楽しみに待ちたいと思います。
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