こんにちは、けい坊です。
最近、バトケシ!の攻略記事しか書いていません。このブログに来てくださっている方には私がバトケシ!大好きマンに見えているかもしれませんが、それは全く違います。バトケシ!がいかに狂ったゲームバランスになっているかを周知し、安易な気持ちでバトケシ!に触って痛い目に遭うユーザーを一人でも減らすために記事を書いていますので、ご承知おきください。
さて、今回はドラクエ10イベント内で開催中のバトケシ!冥獣王ネルゲル編についてデータに基づいて攻略法を解説していきたいと思います。最終目標である冥獣王ネルゲルLv70を撃破することにフォーカスした内容となっています。
基本データ
攻略の基本となる各種データを示していきます。
冥獣王ネルゲルLv70パラメータ
冥獣王ネルゲルは「物理攻撃」が弱点と言われている通り、物理守備力が低く設定されています。後述する特効キャラたちもすべて物理攻撃の使い手ですので、物理以外で攻撃する必要も機会もありません。
HPについては、前回の大魔王バーン編と比較して微増となっています。
増加幅は800ポイントでしかないので、これ自体は大したことはないのですが、何を考えて運営がこのような調整をしたかが気になります。課金必須のゲームバランスに散々批判が集まっているバトケシ!において、難易度を緩めるどころか逆に難易度を上げてくるという強硬な態度。物価高騰が続く中で消費増税を検討する某内閣と重なって見えます。今回の調整は更なる課金圧強化の布石なのか、今後の調整から目が離せません。
特効倍率
次に、攻撃側のデータとして最も重要な特効倍率について示します。イベントのお知らせページにも書いてあるように、バトケシ!では特定のキャラで攻撃すると与えるダメージが増加するのですが、そのときの倍率のことを特効倍率と呼んでいます。
効果 | 倍率 | 該当キャラ |
---|---|---|
効果・大 | 9.0倍 | |
効果・中 | 6.0倍 | |
効果・小 | 2.0倍 |
今回大きく変わったのは、効果・大や中のキャラがかなり増量されたという点です。効果・大はこれまで1キャラのみで固定されていましたが、今回初めてダストンとマイユの2枚体制となりました。また、効果・中もフウラ、ラグアス、妖魔ジュリアンテ、天馬の大剣と充実の4枚体制です。特に、11月10日のアップデートで追加された天馬の大剣は強敵の報酬で容易に入手可能なため、これからバトケシ!を攻略する方には大きな助けになる可能性があります。
特効倍率についてはこれまでの据え置きです。効果・大は9倍、効果・中は6倍、効果・小は2倍で、相変わらず異常な倍率の高さです。特効のないキャラはアタッカーとして論外と言えます。特効キャラはそのイベント内では活躍できますが、イベントが終われば無用の長物と化す。バトケシ!に関して言えば、こんな使い捨てキャラが量産されています。このような焼畑農業が今後も持続可能とは考えにくく、運営には本気で改善を求めたいです。
特効キャラのステータス・技
特効が付与されている上記の11キャラについて、そのステータスと、冥獣王ネルゲルに対して最も有力な技の情報を以下に示します。
キャラ | 色 | バトケシ力 | 技 | 属性 | 威力 |
---|---|---|---|---|---|
黄 | 599 | ガラクタハンター | 物理 | 121 | |
黄 | 598 | 闘魂一喝 | 物理 | 121 | |
黄 | 599 | どとうのカムシカ | 物理 | 121 | |
黄 | 290 | ジゴスパーク | 物理 | 239 | |
紫 | 473 | そうりゅううち | 物理 | 119 | |
黄 | 471 | ドラゴンスラッシュ | 物理 | 119 | |
紫 | 390 | ギガントハンマー | 物理 | 114 | |
紫 | 600 | 冥王の大鎌 | 物理 | 118 | |
紫 | 603 | 百戦錬磨斬り | 物理 | 119 | |
黄 | 517 | フリーズブレード | 物理 | 116 | |
黄 | 470 | 抜刀さみだれ斬り | 物理 | 119 |
※バトケシ力は、レベル最大かつスキルレベル3の場合の数値
キャラの強さを決めるのは、「バトケシりょく」と技の「いりょく」です。この2つの数値の積が大きいほど、与えるダメージは大きくなります(詳しい計算式についての解説はこちらの記事をご覧ください)。
効果・大のダストンとマイユは、バトケシりょくにはわずかに差があるものの、いりょくは同じなので性能面ではあまり差はないと考えられます。効果・中では、バトケシりょくの高いフウラと、いりょくの高いラグアスが優位に見えますが、そこに配布キャラの妖魔ジュリアンテと天馬の大剣がどこまで食らいつけるかが興味のあるところ。効果・小もまずまずの能力値のキャラが揃っています。
ダメージシミュレーション
ここまでの基本データを用いて、実際に冥獣王ネルゲルLv70に与えるダメージのシミュレーションを行います。
冥獣王ネルゲルLv70を倒すためには、フルパワー攻撃(※スタミナ50消費して6倍ダメージを出すこと)を何度も繰り出す必要があります。フルパワー攻撃1回につき有償1200ゴールドがかかりますので、できるだけ一度に与えるダメージを大きくして少ない回数で倒したく、そのための最適構成を導き出すことが目標です。
素朴なフルパワー攻撃
まずは、素朴にフルパワー攻撃をした場合のダメージ量を計算します。ここでいう素朴なフルパワー攻撃とは、特段面倒な準備をせずとも実現可能な条件の下でフルパワー攻撃を行うことを指します。具体的な条件は以下のように設定しました。
- タイプボーナス20%あり
- キャラのレベルは最大
- キャラのスキルレベルは3
- 攻撃アップ(バフ)、防御ダウン(デバフ)は使わない
この条件の下でフルパワー攻撃した場合のダメージ計算結果が下表です。
計算結果
キャラ | 色 | 属性 | ダメージ量 |
---|---|---|---|
黄 | 物理 | 10056 | |
黄 | 物理 | 9990 | |
黄 | 物理 | 6704 | |
黄 | 物理 | 6014 | |
紫 | 物理 | 3188 | |
黄 | 物理 | 3146 | |
紫 | 物理 | 215 | |
紫 | 物理 | 2105 | |
紫 | 物理 | 2170 | |
黄 | 物理 | 1330 | |
黄 | 物理 | 1035 |
当然ながら、効果・大のダストンとマイユが2トップとなりました。効果・中の中では、トップがフウラで次点がラグアスとなり、それに対して配布キャラの妖魔ジュリアンテと天馬の大剣はバトケシりょくの低さからダブルスコアの差をつけられる結果になりました。効果・小では、バトケシりょくの高い冥王ネルゲルとヒューザはまずまずのダメージになりました。
補正技込みでのフルパワー攻撃
上記の素朴なフルパワー攻撃では攻撃アップや防御ダウンといったバフ・デバフは使いませんでしたが、実際にバトケシ!を攻略する際にはそれらを使用することが一般的です。ここからは、バフ・デバフ込みでのダメージ量を計算していきます。
問題となるのは、攻撃アップと防御ダウンをどのように組み合わせるかです。仮に攻撃役を最後の1人にした場合、全部で4回の補助技を使えるのですが、その4回の内訳をどのように配分するのが最適なのでしょうか。
それを明らかにするため、攻撃アップと防御ダウンの組み合わせの変化によるダメージ量の増減をシミュレーションしました。攻撃アップと防御ダウンの効果値は技によって若干異なりますが、簡単のために一律27%として計算しました。その結果が下図です。
ダストンとマイユはほぼ同じ曲線となっており、攻撃アップ3回・防御ダウン1回の組み合わせのときにダメージ量が最大になりました。
フウラ、ラグアスについても同様に攻撃アップ3回・防御ダウン1回が最適です。一方、妖魔ジュリアンテと天馬の大剣は攻撃アップ2回・防御ダウン2回のほうが若干ダメージ量が上回りました。
効果・小の面々は、それぞれ構成によるダメージの増減はあるものの、どう頑張っても効果・大や中のキャラにダメージ量で及びません。今回は効果・大や中のキャラが豊富なので、単独でアタッカーを任せるようなことはなさそうに思えます。
以上をまとめると、各キャラを単独アタッカーに据える場合の最適なパーティ構成と、与えるダメージは下表のようになります。
攻撃役 | 色 | 最適構成 | ダメージ量 |
---|---|---|---|
黄 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 28063 | |
黄 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 27930 | |
黄 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 18709 | |
黄 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 17297 | |
紫 | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 11508 | |
黄 | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 11421 | |
紫 | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 2607 | |
紫 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 5971 | |
紫 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 6103 | |
黄 | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 4404 | |
黄 | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 3928 |
※攻撃アップ・防御ダウンの効果量は27%に固定して試算
しかしながら、ここで1つ注意しなければならないことがあります。それはキャラの色です。今回のボスである冥獣王ネルゲルは紫タイプですので、防御ダウンのデバフ要員は紫タイプに対して効果を与えられるキャラを選ばなければなりません。
紫タイプに対して物理防御ダウンを与えられるキャラ一覧は以下の通りです。
黄タイプにはデバフ要員が豊富にいるのに対して、紫タイプにはヘルクラウドしかいません。効果量も最大で25%と低めです。妖魔ジュリアンテなどの紫タイプのキャラをアタッカーにする場合は、このタレント不足がパーティ構成に大きな制約を課すことになります。
この制約を考慮した上で、改めて最適構成について検討すると以下の通りとなります。
攻撃役 | 色 | 最適構成 | ダメージ量 |
---|---|---|---|
黄 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 28063 | |
黄 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 27930 | |
黄 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 18709 | |
黄 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 17297 | |
紫 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 10771 | |
黄 | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 11421 | |
紫 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 1854 | |
紫 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 5725 | |
紫 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 5858 | |
黄 | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 4404 | |
黄 | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 3928 |
※攻撃アップの効果量は27%に固定して試算
※防御ダウンの効果量は、黄タイプ構成では27%、紫タイプ構成では23%として試算
攻撃役を増やしてみる
ここまでのシミュレーションでは、攻撃役を1人にした場合の検討をしてきました。では、攻撃役を増やすとどうなるでしょうか。例えば攻撃役を2人にすると、攻撃回数が2回となるメリットがある反面、バフ・デバフの回数が3回に減ってしまうなどのデメリットがあり、一概に得になるとは限りません。
とは言え、今回のイベントでは同色・同属性の特効キャラが揃っており、効果・中以上のキャラも多いため、複数アタッカーの構成がかなり有力になりそうです。極端に言えば、「ダストン・マイユ・フウラ・ラグアス・天馬の大剣」というオールアタッカー構成を取ることも可能です。バフ・デバフをどこまで削ってアタッカーを増やすのがベストなのかは大いに興味のあるところです。
攻撃役は何人まで入れてよいのか
では、具体的に攻撃役の人数を変えながらダメージのシミュレーションをしてみたいと思います。まずは黄タイプのパーティについて検討します。
攻撃役は性能が高い順にダストン、マイユ、フウラ、ラグアス、天馬の大剣となりますので、パーティに採用する優先順位はこの順番とします。攻撃役の人数を1人~5人まで変動させ、残りの枠にはバフ・デバフ役をダメージが最大になる組み合わせで採用したときに、パーティ全体としてのダメージ量がどのように変化するかを調査しました。その結果が下表となります。
攻撃役 | 色 | 補助 | ダメージ量 |
---|---|---|---|
黄 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 28063 | |
黄 | 攻撃アップ2、防御ダウン1 | 44089 | |
黄 | 攻撃アップ1、防御ダウン1 | 46317 | |
黄 | 防御ダウン1 | 44914 | |
黄 | – | 35910 |
※攻撃アップ・防御ダウンの効果量は27%に固定して試算
ダメージが最大となったのは、ダストン・マイユ・フウラの3人を採用したトリプルアタッカー構成でした。ラグアスまで採用したクアッドアタッカー構成になるとダメージ量が減少するという結果。効果・中であったとしても、攻撃役が多ければ多いほどよいというものではなく、しっかりバフ・デバフ役を入れることが重要だということですね。特にパーティから防御ダウンのデバフ役を抜いてしまうとダメージが大きく減少してしまうので要注意です。
紫パーティの場合
次に紫パーティの場合も検討します。攻撃役は性能が高い順に妖魔ジュリアンテ、ヒューザ、冥王ネルゲルとなります(呪術師マリーンは弱すぎるので除外)。黄パーティと同様にダメージをシミュレーションした結果が下表となります。
攻撃役 | 色 | 最適構成 | ダメージ量 |
---|---|---|---|
紫 | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 10771 | |
紫 | 攻撃アップ2、防御ダウン1 | 13093 | |
紫 | 攻撃アップ1、防御ダウン1 | 13860 |
※攻撃アップの効果量は27%、防御ダウンの効果量は23%として試算
こちらも、ダメージが最大となったのは妖魔ジュリアンテ・ヒューザ・冥王ネルゲルの3人を採用したトリプルアタッカー構成でした。紫パーティで攻略を目指す場合は、妖魔ジュリアンテを軸に、できるだけ特効キャラ(呪術師マリーン除く)を採用するのがよいという結論になります。デバフ役としてヘルクラウドが必須という点はご注意を。
まとめ
今回の記事では、各種データに基づいたダメージシミュレーションにより、冥獣王ネルゲルLv70を倒すための最適構成について検討を行いました。ここまでの検討結果をまとめたものが下図となります。
今回は特効キャラが充実しているため、パーティ構成のバリエーションも多くなりました。すべてのバリエーションを書くことはできないので、代表的なパーティ構成のみを上図にまとめています。ご自身の状況に合わせて詳細なダメージシミュレーションを行いたい場合は、こちらのダメージ計算器を利用ください。
ダストン、マイユ、フウラ、ラグアスの4人はいずれも十分なダメージを出すことができますので、ガチャを引いて当たったキャラを使って攻略を目指すのがよいでしょう。複数当たった場合は、ダブルアタッカー構成やトリプルアタッカー構成にすることでダメージを伸ばすこともできます。ただし、アタッカーを4人以上に増やすと、バフ・デバフの効果が不足してダメージ量が逆に減少してしまうので注意してください。ガチャが全く当たらなかった場合は、妖魔ジュリアンテや天馬の大剣を使って攻略することも一応可能です。
いずれにしても有償Gを消費することは必須なので、懐事情と相談しながら無理をしない範囲で挑戦してみてください。
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