こんにちは、けい坊です。
DQ6イベントの続編で、バトケシ!デュラン編がスタートしました。ここ最近は、毎回のイベントでバトケシ!が開催されています。課金前提のバトケシ!がこれだけ続くと懐が寒くなってきます。
今回のデュラン編についても、筆者は独自の調査でボスのパラメータをすべて調べました。それらのデータを用いて、効率的にデュランを倒す方法を真面目に検討していきます。最終目標であるデュランLv70を撃破することにフォーカスした記事となっています。
目次
基本データ
攻略の基本となる各種データを示していきます。
デュランLv70パラメータ
今回のデュランは、前回までに続いて物理攻撃が弱点となっており、物理守備力のほうが呪文・ブレス守備力よりも低く設定されています。守備力の数値に関しても、前回までと全く同じ。
前回までと違うのはHPです。今回のデュランはHPが117300もあります。前回までのレアボスLv70のHPが106200でしたので、11100ポイントも増加しているのです(下図)。
バトケシ!に関しては、課金必須のゲームバランスにユーザの不満の声が続出している状況ですが、ここに来て運営はそんなユーザの苦悶をせせら笑うかのようにHPを増量してきました。ユーザがどこまで課金圧に耐えられるのかを運営はテストしているのかもしれません。
デュランLv60のHPも増加
本記事はデュランLv70の攻略を対象としているので詳しくは扱いませんが、デュランLv60に対してもHP増加の調整が入っています。前回までは42500だったHPが、今回は51000に増加。また、通常ボスのヘルクラウドに関しても、Lv45以降のHPが前回までと比較して増加しています。デュランLv70に至るまでの道中も難化していると言えます。
特効倍率
次に、攻撃側のデータとして最も重要な特効倍率について示します。イベントのお知らせページにも書いてあるように、バトケシ!では特定のキャラで攻撃すると与えるダメージが増加するのですが、そのときの倍率のことを特効倍率と呼んでいます。
効果 | 倍率 | 該当キャラ |
---|---|---|
効果・大 | 9.0倍 | |
効果・中 | 6.0倍 | |
効果・小 | 2.0倍 |
効果・大のテリーは9倍です。相変わらず驚異的な高さですが、前回の特効・大キャラである勇者ソフィアは10倍でしたので、元の水準に引き下げられました。
効果・中のヘルクラウドは6倍。バトケシ!の通常ボスが効果・中に位置づけられるのは従来通りで、倍率も横置きとなっています。
効果・小には、今回のイベントで初登場したキャラ群が並びます。倍率は2倍で、これも横置きです。
特効キャラのステータス・技
特効が付与されている上記の8キャラについて、そのステータスと、デュランに対して最も有力な技の情報を以下に示します。
キャラ | 色 | バトケシ力 | 技 | 種別 | 威力 |
---|---|---|---|---|---|
黄 | 598 | ジゴスパーク | 物理 | 121 | |
紫 | 471 | しんくうは | 物理 | 115 | |
紫 | 597 | ダークスラッシュ | 物理 | 122 | |
紫 | 514 | もろばぎり | 物理 | 118 | |
黄 | 514 | らいじんぎり | 物理 | 119 | |
黄 | 471 | みなごろし | 物理 | 114 | |
黄 | 385 | さみだれぎり | 物理 | 113 | |
黄 | 309 | さみだれぎり | 物理 | 110 |
※バトケシ力は、レベル最大かつスキルレベル3の場合の数値
キャラの強さを決めるのは、「バトケシりょく」と技の「いりょく」です。この2つの数値の積が大きいほど、与えるダメージは大きくなります(詳しい計算式についての解説はこちらの記事をご覧ください)。
効果・大のテリーは、バトケシりょく、いりょくともに標準的な数値。前回イベントの特効キャラであった勇者ソフィアはバトケシりょくが低い代わりにいりょくが突出して高いという調整でしたが、今回のテリーはそれ以前の特効キャラに近い数値に戻りました。ただ、前々回での特効キャラであったダイの剣と比較するといりょくが1ポイント減少していますので、やや弱体化しています。
効果・中のヘルクラウドは、前回イベントの同ポジションであるライノスキングと比較すると、バトケシりょくは同水準ですがいりょくが5ポイントも減少しています。これはかなり大きな弱体化と言えます。
ダメージシミュレーション
ここまでの基本データを用いて、実際にデュランLv70に与えるダメージのシミュレーションを行います。
デュランLv70を倒すためには、フルパワーで何度も攻撃する必要があります。フルパワー攻撃1回につき有償1200ゴールドがかかりますので、できるだけ一度に与えるダメージを大きくして少ない回数で倒したく、そのための最適構成を導き出すことが目標です。
素朴なフルパワー攻撃
まずは、素朴にフルパワー攻撃をした場合のダメージ量を計算します。ここでいう素朴なフルパワー攻撃とは、特段面倒な準備をせずとも実現可能な条件の下でフルパワー攻撃を行うことを指します。具体的な条件は以下のように設定しました。
- タイプボーナス20%あり
- キャラのレベルは最大
- キャラのスキルレベルは3
- バフ・デバフ(攻撃アップ・防御ダウン)は使わない
この条件の下でフルパワー攻撃した場合のダメージ計算結果が下表です。
計算結果
キャラ | ダメージ量 |
---|---|
9990 | |
2737 | |
2249 | |
1369 | |
1413 | |
872 | |
146 | |
1 |
当然ながらテリーが圧倒的トップ。ただ、ダメージ量は10000を下回りました。前回の勇者ソフィア、前々回のダイの剣は10000超えでしたから、若干ではありますが弱体化していると言わざるを得ません。次点のヘルクラウドに関しても、前回のライノスキングと比較するとダメージ量は500ポイント近く減少しています。テリーが当たらなかった人にとっての唯一の希望であるヘルクラウドですが、厳しい環境です。
★3のずしおうまるや★2のてっこうまじんは、バトケシりょくの低さが災いしてほとんどダメージが出せていません。一応、この2キャラに関してはドロップ率が高く、無課金でも容易にスキルレベルを上げられるという長所があります。上記の計算結果はスキルレベル3を前提としているため、スキルレベル7まで育てれば多少改善が見込まれます。ただ、試しに計算してみましたが、スキルレベル7の場合でもずしおうまるは479ダメージに留まり、てっこうまじんに至っては1ダメージのままでした。よって、この2キャラは戦力外とみなして差し支えないでしょう。
補正技込みでのフルパワー攻撃
上記の素朴なフルパワー攻撃では攻撃アップや防御ダウンといったバフ・デバフは使いませんでしたが、実際にバトケシ!を攻略する際にはそれらを使用することが一般的です。ここからは、バフ・デバフ込みでのダメージ量を計算していきます。
問題となるのは、攻撃アップと防御ダウンをどのように組み合わせるかです。仮に攻撃役を最後の1人にした場合、全部で4回の補助技を使えるのですが、その4回の内訳をどのように配分するのが最適なのでしょうか。
それを明らかにするため、攻撃アップと防御ダウンの組み合わせの変化によるダメージ量の増減をシミュレーションしました。攻撃アップと防御ダウンの効果値は技によって若干異なりますが、簡単のために一律27%として計算しました。その結果が下図です。
テリーは、攻撃アップ3回+防御ダウン1回の場合にダメージが最大となりました。一方、ヘルクラウドは攻撃アップ2回+防御ダウン2回の場合にダメージが最大となりました。
以上の結果をまとめると、攻撃役を1人にして他を補助役とするパーティ構成とする場合の最適構成と与えるダメージは以下の通りとなります。
攻撃役 | 最適構成 | ダメージ量 |
---|---|---|
テリー | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 27930 |
ヘルクラウド | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 11194 |
デュラン | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 6265 |
アモス | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 4467 |
らいめいのけん | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 4553 |
まおうのつかい | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 3666 |
ずしおうまる | 攻撃アップ1、防御ダウン3 | 2514 |
てっこうまじん | 攻撃アップ1、防御ダウン3 | 1645 |
テリーが圧倒的トップで、次点がヘルクラウドという結果になりました。特効倍率に従った順当な結果と言えます。
しかしながら、この結果には大きな見落としが潜んでいました。それは、キャラの”色”の問題です。今回のボスであるデュランは紫タイプですが、紫タイプに対して物理防御ダウンの効果を与えることができるキャラを一覧化したものが下表です。
ご覧の通り、紫タイプに対して効果を与えるキャラの色には偏りがあります。特に、紫タイプのキャラはヘルクラウド自身しかいません。つまり、ヘルクラウドをメインアタッカーに据えた場合、防御ダウンを担当する紫タイプのキャラがいなくなってしまうのです。紫タイプ以外のキャラをパーティに入れて防御ダウンを担当させる手もありますが、その場合タイプボーナス値が減ってしまうので、思い通りのダメージを出すことはできません。つまり、ヘルクラウドに関して検討した最適構成は机上の空論だったということです。
では、ヘルクラウドをメインアタッカーとする場合の実際の最適構成はどうなるでしょうか。その候補として考えられるのは、次の3パターンです。
- タイプボーナス20%かつ攻撃アップ4回
- タイプボーナス15%かつ攻撃アップ3回+防御ダウン1回
- タイプボーナス10%かつ攻撃アップ2回+防御ダウン2回
これらについて、実際に与えるダメージをシミュレーションしたところ、次の結果となりました。
攻撃役 | タイプボーナス | 構成 | ダメージ量 |
---|---|---|---|
ヘルクラウド | 20% | 攻撃アップ4 | 7120 |
ヘルクラウド | 15% | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 9567 |
ヘルクラウド | 10% | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 9658 |
僅差ではありますが、タイプボーナス10%かつ攻撃アップ2+防御ダウン2の場合に最大の9658ダメージとなりました。ただ、机上の空論として検討した場合の11194ダメージと比較すると1600ポイントも減少しています。紫タイプのタレント不足が災いし、ヘルクラウドを使った攻略は難易度が高くなってしまっています。
紫タイプのデュランやアモスをメインアタッカーに据える場合にも同様の問題に直面します。この場合、ヘルクラウドを防御ダウン要員として使うことは可能ですが、ヘルクラウドの防御ダウン効果量は最大でも25%しかなく、スキルレベル3では23%程度の効果量です。上で検討した最適構成では効果量27%を前提としていたので、やはり机上の空論だったということになります(そもそも、ヘルクラウドを持っているならそちらをアタッカーに据えたほうがいいですし、攻略法としても破綻しています)。
この深刻なタレント不足問題を考慮して検討し直すと、実際の最適構成は下表のようになりました。
攻撃役 | タイプボーナス | 最適構成 | ダメージ量 |
---|---|---|---|
テリー | 20% | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 27930 |
ヘルクラウド | 10% | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 9658 |
デュラン | 20% | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 6020 |
アモス | 20% | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 4217 |
らいめいのけん | 20% | 攻撃アップ3、防御ダウン1 | 4553 |
まおうのつかい | 20% | 攻撃アップ2、防御ダウン2 | 3666 |
ずしおうまる | 20% | 攻撃アップ1、防御ダウン3 | 2514 |
てっこうまじん | 20% | 攻撃アップ1、防御ダウン3 | 1645 |
攻撃役を増やしてみる
ここまでのシミュレーションでは、攻撃役を1人にした場合の検討をしてきました。では、攻撃役を増やすとどうなるでしょうか。例えば攻撃役を2人にすると、攻撃回数が2回となるメリットがある反面、補助技の回数が3回に減ってしまうなどのデメリットがあり、一概に得になるとは限りません。
今回のイベントでメインアタッカーとして機能しそうなのはテリーとヘルクラウドです。そこで、テリーを軸とした構成とヘルクラウドを軸とした構成の2通りで、攻撃役を増やした場合のダメージ量をシミュレーションしてみたいと思います。
テリーを軸とした構成に攻撃役を追加
テリーは今回のイベントで最強のアタッカーですが、もしテリーに加えてサブアタッカーを追加するとしたら、有力候補はヘルクラウドか、黄タイプの中でダメージ量が最大のらいめいのけんでしょう。
まず、攻撃役としてヘルクラウドを追加する場合を検討します。テリーとヘルクラウドは色が異なるため、タイプボーナスを20%にすることができません。一方が5%、もう一方が10%といった具合に大きくボーナス値が減少してしまいます。また、黄タイプと紫タイプの両方に攻撃アップの効果を与えることができるキャラはアモスとデュランの2体しかいません。これらの制約を踏まえてダメージをシミュレーションしてみると、最適構成の場合でも与えるダメージは24100でした。テリー単体構成でのダメージは27930ですから、かえってダメージが減少してしまいました。これは没です。
次に、攻撃役としてらいめいのけんを追加する場合を検討します。この場合はどちらも黄タイプなので、タイプボーナスはしっかり20%得ることができます。しかし、与えるダメージをシミュレーションしてみると、最適構成の場合で25577ダメージに留まりました。これもテリー単独構成に劣りますので、やはり没です。
従って、テリーを持っている場合は、余分な攻撃要員を入れずにテリー単独構成がベストであるという結論になりました。
ヘルクラウドを軸とした構成に攻撃役を追加
では、テリーを持っていない人がヘルクラウドをメインアタッカーとする場合に、サブアタッカーを追加するとどうなるでしょうか。サブアタッカーとしては、同じ紫タイプのデュランやアモスが有力候補ですので、それぞれ検討してみます。
まず、攻撃役としてデュランを追加する場合を検討します。ヘルクラウドとデュランは同じ紫タイプなので、タイプボーナス20%を得ることは可能です。しかし、先述した通り、紫タイプで紫タイプに物理防御ダウンの効果を与えられるキャラがヘルクラウド以外にはいないので、1枠は別の色の防御ダウン役を入れる必要があり、タイプボーナスは15%となります。この条件でシミュレーションしてみると、与えるダメージは12124になりました。ヘルクラウド単体構成では9658ダメージでしたので、デュランの追加によりダメージが増加。これは良さそうです。
次に、攻撃役としてアモスを追加する場合を検討します。こちらも、考え方はデュランの場合と同じなので過程は割愛しますが、与えるダメージのシミュレーション結果は10761となりました。デュランほどではありませんがダメージは増加しているので、これも良さそうです。
それならば、ということでヘルクラウド&デュラン&アモスをすべて投入したトリプルアタッカー構成も検討してみました。が、この場合の与えるダメージは12089となり、ヘルクラウド&デュランのダブルアタッカー構成に劣る結果となりました。デュランを持っているなら、アモスは入れる必要はないということになります。
以上から、ヘルクラウドをメインアタッカーとして攻略を目指す場合は、デュラン>アモスの優先度でサブアタッカーを追加するのが良い、という結論になりました。
まとめ
今回の記事では、各種データに基づいたダメージシミュレーションにより、デュランLv70を倒すための最適構成について検討を行いました。ここまでの検討結果をまとめたものが下図となります。
今回はボス・デュランのHPが増加したことによる影響で、全体的に必要な攻撃回数が増加しました。最強の特効キャラであるテリーでも5回の攻撃が必要になったのは特筆すべきことです。ただし、本シミュレーションでは攻撃アップや防御ダウンの効果量を27%で固定していますし、テリーのスキルレベルは3を前提としています。これらの数値を伸ばすことにより、4回で倒せる場合もあります。より詳細なシミュレーションをしたい方は、こちらにダメージ計算器を設置していますので使ってみてください。
それから、もうひとつ厄介な問題として、今回の特効キャラであるテリーは転がり速度が「はやい」になっています。「はやい」での目押しが苦手な方は、転がり速度を遅くする技を持ったキャラを編成したい場合もあると思います。その場合、必要な攻撃回数が1回増えて6回となりますので、ここに補足させていただきます。
にほんブログ村
関連記事&スポンサーリンク
このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。
©ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/NHN PlayArt/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
こんにちは、攻撃アップと防御ダウンの最適な組み合わせなどとても知りたかった事なので参考になりました。ありがとうございます。
ところで、私の場合なんですが、ヘルクラウドレベル30あたりを倒して以降、レアボスのデュランがそもそも出なくなってしまいました。ヘルクラウドレベル50も何度もクリアしているのですが、デュランが出ないためデュランはレベル40クリアのまま止まっています。何かレアボスを出しやすくなる方法があるのかご存知でしょうか?
不具合かもしれないとも思っているのですが。。。
コメントありがとうございます。
ヘルクラウド30から50まで倒して一度もデュランが出ないというのは異常ですね…。
不具合の可能性もあると思いますので、サポートセンターに問い合わせてみてはいかがでしょうか。