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【DQけしケシ】データで見るバトケシ!の仕様

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こんにちは、けい坊です。

DQけしケシに、あのバトケシ!が帰ってきました。

バトケシ!は通常のパズルモードと全く異なるゲームモードですが、実際にデータを収集して調査を進めていくと、計算式などの面でパズルモードとの共通点や相違点が明らかになってきました。

本記事では、私の独自の調査によって判明した各種のデータを示しながら、バトケシ!の仕様に内側から迫っていきたいと思います。バトケシ!攻略の一助になれば幸いです。

目次

ダメージ計算式

まず、早速ですが基本的なダメージ計算式を示します。

基本ダメージ = ((バトケシりょく × いりょく)/2 – 守備力/4) × 特効倍率

この式に登場する「バトケシりょく」「いりょく」「守備力」「特効倍率」がダメージを決める基本パラメータということになります。

バトケシりょくはHP・攻撃力・スキルレベルで決まる

バトケシ!において、こちらの攻撃力に相当するのが「バトケシりょく」です。バトケシりょくは、下記の計算式で求めることができます。

バトケシりょく = (HP + 攻撃力) × (1 + 0.2 × スキルレベル ÷ スキルレベル上限)

計算式を見れば明らかなように、HP・攻撃力・スキルレベルが高いほどバトケシりょくも高くなるシステムです。スキルレベルを上げるのは容易ではありませんが、HPと攻撃力はレベルを上げるだけですので、基本的には最高レベルまで上げたキャラを使うようにするべきでしょう。

タイプボーナスも上乗せされる

パーティの構成を同じ色で統一した場合、最大で20%のタイプボーナスが付きますが、これはバトケシ!においても同様です。上記のバトケシりょく計算式ではタイプボーナスが加算された後のHPと攻撃力を参照しますので、パーティの色を統一しておくことはダメージアップに大きく貢献してくれます

バトケシ!ではいりょくの価値が高い

「バトケシりょく」と同等に重要なパラメータが、使用する技の「いりょく」です。計算式からも明らかなように、バトケシ!においては、バトケシりょくといりょくの積(バトケシりょく×いりょく)が敵に与えるダメージを規定するベースとなる数値なのです。

これは、通常のパズルモードとは全く異なる仕様です。どう異なるのか、それはパズルモードにおけるダメージ計算式と比較するとよくわかります。(パズルモードのダメージ計算式はこちらの記事で詳しく説明しています)

パズルモードでは、攻撃力から守備力を引いた後に「いりょく」を乗じるという計算式でした。しかし、バトケシ!においては、バトケシりょくに「いりょく」を乗じた後に守備力を引くという計算式になっているのです。

パズルモードでは、攻撃力が同じでいりょくが2倍になれば、単純にダメージ量も2倍になるという関係です。しかし、バトケシ!においてはそうではありません。いりょくが2倍になると、ダメージ量は2倍以上になります。バトケシ!では、いりょくの重要性が高まっていると言えます。

具体例

具体例で見てみます。キラーマシンにはローリングアタックとふりまわしという2つの技があり、いりょくは120と62なので、ほぼ2倍の差があります。

実際に、この2つの技で攻撃してみます。

ダメージ量はそれぞれ285と90になりました。このように、いりょくは2倍の差でも、ダメージ量では2倍以上の差が生じています。

守備力には3種類ある

次に、敵の守備力について見ていきます。計算式に登場する「守備力」というパラメータですが、この守備力の数値はゲーム内で確認することができません。敵に与えるダメージ量と、攻撃キャラのパラメータのデータを収集することで逆算して求めることが可能です。

私は、様々なキャラや技を使って与えるダメージ量を調査し、敵の守備力を算出することに取り組んでいます。下図は、そんな地道な調査によって解明したバルザック+の守備力を、レベル別に示したものです。

3本の棒グラフは、それぞれ「物理守備力」「呪文守備力」「ブレス守備力」を表します。実は、敵の守備力はこの3種類に分けて設定されており、攻撃の種類が物理・呪文・ブレスのうちのどれかによって参照される守備力の種類が異なる、という仕様になっています。

レベルが上昇するにつれて守備力が増加していき、最終的にLv70になると物理守備力・呪文守備力は1200、ブレス守備力も1000まで到達します。

レベルが上昇するとHPだけでなく守備力も大きく増加するため、倒すのに必要な攻撃回数が指数関数的に増加していきます。高レベルの敵を倒すのが極めて難しくなる所以です。

「ブレスが有効」の正体

バトケシ!のロード画面等を見ると、バルザックには「ブレスが有効」という趣旨の記述があります。これはどういうことか?

先ほど説明したように、敵の守備力には「物理守備力」「呪文守備力」「ブレス守備力」の3種類があります。この3種類の守備力に差をつけることでダメージが通りやすい攻撃の種類を決めている、という仕組みなのです

今回のバルザックの場合だとブレスが有効なので、ブレス守備力は物理守備力や呪文守備力よりも低く設定されているというわけです。

ただし、その差はさほど大きくありません。バルザック+Lv70の場合でも1200と1000の違いであり、ダメージ量に換算すると高々50ポイントの差です。低レベル帯では差はさらに縮小します。ですから、あまりブレスで攻撃することに固執する必要はないと言えるでしょう。

ちなみに、バルザック+の守備力の数列には面白い法則があります。

  • 物理守備力と呪文守備力はどのレベルでも同じ数値
  • ブレス守備力は、ひとつ下のレベルの物理守備力(=呪文守備力)と同じ数値

この法則は、通常のバルザックでも成立していることを確認済みです。

特効キャラがゲームバランスを破壊する

バトケシ!で与えるダメージが増える効果を持ったキャラがいます。これらのキャラを使って攻撃した場合、本来のダメージに一定の倍率が乗算される仕組みとなっています。この倍率を、私は「特効倍率」と呼んでいます。

問題は、その倍率です。私が独自に調査した結果、具体的な倍率は下表のとおりと判明しました。

効果特効倍率
効果・大9.0倍
効果・中6.0倍
効果・小2.0倍

効果・大の特効倍率は驚異の9.0倍。これは衝撃的な数値です。

通常のパズルモードでもイベントステージでは一部キャラに特効倍率が設定されていますが、その倍率は高々1.5倍程度ですから、9.0倍という数値がいかに異常であるかがわかると思います。

このあまりにも極端すぎる特効倍率の高さが、バトケシ!のゲームバランスを破壊していると言えます。例えば、物理・呪文・ブレスの各守備力の差によりダメージの通りやすさの違いが生じていることを上で説明しましたが、その違いはこの9.0倍という特効倍率の前にはほとんど無意味で、誤差にしかなりません。「こまけえことはいいんだよ、ガチャを回してキングレオを使え!」という運営からの強いメッセージを感じます。

けしケシ村の将来を憂う

課金してキングレオを当てたユーザーを優遇するのは当然ですが、それ以外のユーザーをあまりにも蔑ろにし過ぎで、キングレオなしでは高レベルのバルザックを攻略するのはほぼ不可能な状態に不満が高まっています。富裕層と貧困層の分断が社会問題化し、悲惨な事件が引き起こされてしまっている昨今ですが、けしケシ村という小さなコミュニティでも同じ問題が起きつつあるように思えます。けしケシ村が崩壊への道をたどらないことを祈るばかりです。

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