ゲーム音楽

すぎやまこういち先生、ありがとう

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あまりにもショッキングなニュースが飛び込んできました。ドラゴンクエストの作曲家であるすぎやまこういち先生が逝去されました。

すぎやまこういちさん死去 90歳「ドラゴンクエスト」など作曲 | NHKニュース

スクウェア・エニックスの公式サイトにもニュースとして掲載されています。

すぎやまこういち氏は長年に亘り、弊社ゲーム作品「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽を手がけ、シリーズの発展に寄与されました。故人は「ドラゴンクエスト」シリーズの500曲以上に及ぶ楽曲のすべてをおひとりで作曲されており、制作中の『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』の作曲が最後のお仕事となりました。

上記のスクエニ公式コメントによれば、すぎやま先生はDQ12の作曲にも携わっていたとのことです。どの程度の関わり具合なのかは不明ですが、この書き方からすれば少なくとも1,2曲は作曲されていそうです。DQ12で先生の遺作がお披露目されることになるということですね。今から楽しみに待ちましょう。

まさに、生涯現役を貫いたすぎやまこういち先生の人生。素晴らしい作品とそれに結び付いたたくさんの思い出をたくさんのドラクエプレイヤーに届けてくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、心からお疲れさまでしたとお伝えしたいです。

私の思い出

ここからは私自身のすぎやま先生に関する思い出を語っていきます。

音楽が好きになるきっかけ

私が初めてすぎやま先生の存在を認識したのは、小学6年くらいの頃だったかと思います。その時点でDQ5とDQ6はプレイ済みで、その音楽にも魅力を感じていました。しかし本当に感動したのは、交響組曲ドラゴンクエスト6のCDを親に買ってもらって聴いたときです。ゲーム内蔵音源を遥かに超える重厚で迫力のあるオーケストラのハーモニー。オーケストラによってこんなにも音楽のクオリティが上がるのかと。オーケストラの魅力を知ると同時に、ドラクエの音楽そのものもますます好きになった瞬間で、こんなすごい音楽を作曲したのはどんな人なんだろう、というところからすぎやま先生を知ることになりました。

当時ピアノ教室に通っていたのですが、練習が面倒で全然上達せず、ピアノの先生からも怒られる日々が続いていました。そんな折にドラクエの音楽の魅力を知り、こんな素晴らしい曲をピアノで弾いてみたいというモチベーションから、一生懸命練習するようになりました。ピアノの発表会でDQ6の「エーゲ海に船出して」を演奏したのもいい思い出です。

受験勉強のお供にドラクエの音楽を

高校生になって受験勉強が本格的に始まってからはドラクエのゲームをプレイする時間が少なくなっていきましたが、それでもドラクエの音楽自体は聴いていたいとの思いから、交響組曲ドラゴンクエストのCDを買い集め、勉強中にヘビーローテーションで流していました。1日10時間くらいは聴いていたんじゃないかと思います。集中力が上がっていたのかどうかは不明ですが、大学には合格できたので結果オーライでしょう。

オフィシャルコンサートの鑑賞

大学に入ってからもCDは継続的に聴いていましたが、次第に生のオーケストラを鑑賞したいという思いが強まり、コンサートにも足を運ぶようになりました。中でも、すぎやまこういち先生指揮・東京都交響楽団演奏のオフィシャルコンサート「ドラゴンクエストの世界」は毎年のように観覧していました。

初めて会場で生のオーケストラを鑑賞したときの感動はすごかったですね。最初のコンサートは会場が池袋の東京芸術劇場で、大ホールのバルコニー席で視聴しました。東京芸術劇場のバルコニー席はステージの両サイドに位置していて、横からオーケストラを見るような座席なのですが、目の前にオーケストラの面々、そして憧れのすぎやま先生がいるという臨場感。生の音楽の迫力もさることながら、オーケストラの演奏を目で見ることもまたひとつの楽しみ方であると感じました。

思い出のサイン会

そして最大の思い出は、すぎやま先生のサイン会に参加したことです。今から10年以上前、交響組曲ドラゴンクエスト9のCD発売に合わせて都内の某所で行われたサイン会に赴きました。すぎやま先生と握手させていただき、買ったばかりのCDにサインしてもらったことは一生の思い出です。さらに、そのとき流行していたDQ9のすれ違い通信で、すぎやま先生のプレイヤーキャラ「すぎまろ」とすれ違うことができたのもすごく良い記念になりました。

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DQライバルズを中心に攻略していました。