先日、北米版DQ5を購入したという記事を書きました。プレイしてみると英語の口語表現など新しい発見が結構多くて、英語の勉強になりそうだと感じたので、また続きをやっていきたいと思います。
今回の記事では、オープニング後の船の場面からサンタローズ到着までで、気になったセリフを取り上げていきます。
船倉の船員
*「しかし こんな小さい子を母親がいなくて男手ひとつで育てたなんて……。
*「坊やの父さんはえらいよなあ。
船内の場面。Pankrazはパパスのことです。「He’s more of a man than I am」は、「パパスは俺よりも男だ」という意味ですが、ここで言う男とは「男らしい」というような意味でしょう。日本語版だとシンプルに「えらい」という表現になっていますが、これが「俺よりも男らしい」というように自分との比較で語っているのが面白いと思いました。
「that’s for sure」は「間違いなく」といった意味ですね。
甲板の船員
*「港に 着いたぞ~!
「make port」で「港に着く」という表現になります。港を作る訳ではないんですね。
船長
船長「坊や ここでお別れだが たまにはこのオジサンのことも思い出してくれよっ。
「it’s time for us to~」は「私たちが~するときだ」、「bid each other farewell」は「お互いに別れを告げる」といった意味です。前半はお別れのときが来たようだ、くらいの表現ですね。
「spare me a thought」は「私のことに思いを馳せる」といった意味合いでしょうか。このspareという動詞はなかなか厄介で、この場合は「~を分け与える」みたいな意味ですが、「~を出し惜しみする」みたいな逆の意味になることもあるので要注意の単語です。(こちらのサイトが参考になりました)
サンタローズの門番
*「やや! パパスさんでは!? 2年も村を出たままいったいどこに……!?
*「ともかくお帰りなさい!
サンタローズ到着後の門番のセリフ。なかなか面白い表現が多数詰まっています。
「Goodness me!」は「Oh my god!」と同じように驚きを表す言い方ですね。軽々しくgodと言うのがはばかられることから、代わりに似たような音のgoodnessという単語を使っているらしいです。
「If it isn’t ~?」は「~ではありませんか」という意味。思いがけないところで知り合いに会って驚いたときに使う表現です。「old Pankraz」は、パパス爺さんと言っているのではなくて、昔からの知り合いであるパパスというような親しみを込めた言い方だと思います。
「Wherever have you been these past two years?」は「この2年間いったいどこにいた?」という意味。ここでのWhereverはWhereを強調している使い方です。
その次のセリフ、「ともかくお帰りなさい!」に相当する部分は結構長い文になっています。そもそも英語圏で「お帰りなさい」と言う文化がないので、ニュアンスが近くなるように言葉を作っているんですね。
サンタローズのシスター
*「きっと 神さまがあなたがた親子を お守りしてくれたのでしょう。
「deliverin’ you home to us safe and sound」という表現。この「safe and sound」は「無事に」という感じの意味ですが、だったら形容詞ではなくsafelyのように副詞にするべきではないか、文法的にこれは正しいのか、と気になっていました。調べたところ、これは文の最後に形容詞を付加してそのときの状況を補足する用法とのことで、ちゃんとした正しい文法なんですね。(こちらのサイトが参考になりました)
文字が読めないビアンカ
ビアンカ「えーと……。そ…ら…に…。えーと……。く…せし……ありきしか……。
ビアンカ「これはダメだわ。だって むずかしい字が多すぎるんですもの!
ビアンカの名前はBiancaでした。そして、ビアンカが本を読んでくれようとしているシーン。日本語だと、難しい漢字が読めずにひらがなだけを読んでしまっているという状況ですが、英語では難しい単語が多くて読めないという状況になっているようです。Oneとかhmとかが何を表しているのかは今のところ不明。実際の本の中身が読めるのは青年時代後半になって妖精の城から過去のサンタローズに来たときになりますが、その際に種明かしされることを楽しみにしておきます。
にほんブログ村
関連記事&スポンサーリンク