DQライバルズエースで前々からやってみたいと思っていたのが、ソロモードRTAです。
RTAの構想はあったものの、いくつかの理由で実現は難しいと従来は考えていました。ところが、ライバルズのサービス終了が決まったことで状況が変化。先日のアップデートでソロモードの環境にも以下のような変化が生じたことで、RTAできる条件が整ってきたような気がします。気のせいかもしれませんが。
- エンディングロールという明確なゴールが設定されたこと
- 経験値上昇などの難易度緩和が施されたこと
- BP回復草が入手しやすくなったこと
今回の記事では、ソロモードRTAの条件や実現性について検討してみます。
目次
ソロモードRTAのレギュレーションについて
レギュレーションは至ってシンプルです。
スタート | ライバルズのアプリをインストールし、データ連携を行わずに新規にゲームを開始した時点 |
---|---|
ゴール | エンディングロールのFin.が表示された時点 |
完全に新規のセーブデータを作るので、当然所持しているカードは非常に少ないです。錬金石も全くありません。このような状態からソロモードのボスをいかにして倒していくか、低レベル攻略的な醍醐味がありそうです。
ゴールはエンディングロールを見終わった時点に設定しています。つまり、ノーマルモードさえクリアすればよいということになります。無駄に時間が長くなってしまうので、ハードモードには一切手を付けません。いわゆるany%というやつです。
以上のように設定したスタート・ゴールさえ順守すれば、他には何も制限をつける想定はありません。従来であれば課金してカードを購入したり、スタミナを回復したりすることに制限が必要でしたが、現状ではそもそもジェムを購入できないので考慮不要。期間限定キャンペーンに関しても特に制限を付けず、自由に使えるということでいいでしょう。そもそも、ゲームを始めた時期によって初期データが変化していくのがオンラインゲームの常ですし、何をもって使用の可否を判断するかの基準が曖昧になるので、使えるものは何でも使うというスタンスです。
スタミナ制の問題を克服できるか
ソロモードRTAの最大のネックは、BP(いわゆるスタミナ)を消費しないとステージに挑戦できないということです。スタミナが時間で回復するのを待っていてはRTAになりません。
そこで重要になるのがBP回復草です。RTAをするなら、BP回復草を使って時間経過を待たずにどんどんステージを進められるようにする必要があります。このBP回復草が安定的に供給されるかどうかがRTAの成否に直結します。先般のアップデートにより交換所にBP回復草が追加されたのですが、これで供給が充足しているのかを検討してみます。
ステージクリア時に入手できるコイン枚数と、BP回復草の購入に必要なコイン枚数との収支が釣り合っているかどうかがポイントになります。ステージクリア時のコイン枚数を調査したところ、ノーマルモードの15BP消費ステージの場合で27~83枚といったところで、平均は55枚ほど。100BP消費時の獲得コインに換算すると約367枚です。一方、1個でBPを100回復できるBP回復草(大)は交換所でコイン500枚。必要コインの7割ほどしか回収できておらず、収支が釣り合っていません。
ノーマルモードの序章から最終章までの全てのバトル回数は363回で、各バトルのエントリーに必要なBPを合算すると、全ステージ制覇に必要なBPは5250BPとなります。つまり52個のBP回復草(大)が必要になる計算。しかし上述のように獲得コインと必要コインの収支が釣り合っていないので、52個のBP回復草(大)を交換所で購入することはできません。計算すると購入できるBP回復草(大)はだいたい37個くらいになります。15個も不足します。時間経過でBPが回復するのを待つとすると、丸5日ほどかかります。これは失敗か…?
そう思っていたら、なんと別の救済措置がありました。試練の間に常設となったゾーマとデスピサロを倒すと、BP回復草(大)を報酬として獲得できます。Lv1~5で1個ずつ、Lv6~15で2個ずつBP回復草(大)がもらえるので、ゾーマとデスピサロをLv7くらいまで倒せばOKですね。勇者のレベルが低いとLv7くらいでも結構苦戦しそうですが、たぶん何とかなるでしょう。
ということで、スタミナ制の問題はなんとか克服できる見通しが立ちました。
クリアタイムはどのくらいになるのか
時間さえかければRTAできそうな目途が立ちました。では、クリアタイムはどのくらいになるでしょうか。
超ざっくりで考えると、バトル回数と1バトルあたりの所要時間を掛け算して算出できそうです。バトル回数は前述の通り363回。1戦こなすのに平均3分くらいはかかると考えると、クリアタイムは18時間です。
これはあまりにも厳しい…!
ただでさえ単調でつらいバトルを延々と18時間もやり続けたら発狂しそうです。しかも、1戦あたり3分というのはかなり希望的観測で、序盤のスライムやドラキーが相手ならともかく、中盤以降の雑魚敵相手でも3分以内に片づけるのは意外と大変です。ましてや、ボス戦ともなれば1戦で10分近く戦うこともあるでしょうから、プレイ時間は大きく間延びすることになってしまいます。バトル以外でも、最初のチュートリアルなどのイベントをこなす時間や、デッキ構築、アイテム交換、スキルパネル取得といった操作の時間も発生するので、トータルで見ると24時間以内にクリアできたら御の字といった感じでしょうか。
まとめ
ということで、ライバルズのソロモードRTAに関する結論。「RTAとしては成立すると思われるが、プレイ時間が長時間になるので現実的には無理」というのが私の見解です。
24時間ぶっ通しでRTAをやる人も世の中にはいるので、決してそれ自体は不可能ではないでしょう。ただ、それはゲームの内容が充実していて長時間でも集中して取り組めるという前提での話。ライバルズのソロモードは、ただひたすら単純作業を繰り返すだけなので、集中力を維持するのが極めて難しい。何より面白くありません。
デッキを工夫して各ステージの最適な攻略法を考えること自体はなかなか面白そうなだけに、無駄なボリューム感がRTAを阻害していることが残念でなりません。BPを3倍使って3戦分消化できるような仕組みがあったらどんなによかったか。サービス終了するゲームにこんなことを言っても仕方ないのですが。
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